心を穏やかにする簡単な方法

ケガをしてしまったときなど、よく「手当てをする」といいますね。処置をすることですが、実際に、患部に手をあてるだけでも効果はあるものです。

 

たとえば、お腹が痛いときは、お腹を手でおさえます。ヒザが痛ければヒザに手をあてますね。私たちは無意識の内に手当てをしているのです。

 

さて、ではストレスを感じたり恐怖心がわいてしまったりしたときは、手当てができるのでしょうか。実は、そのようなときも手当てはできます。

 

ネガティブ思考に気づくだけで心は落ちつく

 

ストレスを受けたりクヨクヨしたりするときは、カラダのどこかの一部が痛いわけではありませんね。ツライと感じるのは心の問題です。つまり、気持ちを入れ替えたいときは、考え方を変えれば、ネガティブな思考もポジティブ思考に変えられるのです。

 

そのためには、まず、自分がネガティブ思考になっていることに気づかなければなりません。「怖い」、「イライラする」、「もうだめだ」このようなことを思ってしまったら、まず、自分の感情がネガティブになっていることに気づくことが大切なのです。

 

実は、自分で「自分の考えがネガティブになっている」と気づくだけでも、心は落ち着きます。ムリやりポジティブ思考になろうとしなくても、気づいただけで不安や怒りなどの感情が半減しているといっても過言ではありません。

 

おでこに手当するだけでストレスを軽減できる

 

ただ、このページでお話したいのは、ネガティブ思考に気づくことではありません。さらに、心を落ち着かせ、ストレスを解消し、ネガティブ思考からポジティブ思考へ変換する方法です。その方法は、両手でおでこに手当する方法です。

 

おでこには、胃とつながっているポイントがあります。ストレスを受けると、胃が痛みますね。胃潰瘍もストレスが原因でなる症状の一つです。

 

つまり、胃とつながっているポイントを手当てすることで、ストレスを軽減させることができるということなのです。

 

手当ての位置は、前頭隆起

 

では、おでこのどこに手を当てれば良いのかお話します。おでこには、前頭隆起といって、左右の目の真上に出っ張っている部分があります。そこにやさしく手を当てれば良いのです。

 

手当てのしかたは、両手の親指以外の4本の指で前頭隆起を軽くおさえるだけです。このとき、強くおさえすぎないようにしなければなりません。

 

手を滑らせた時に、おでこの皮ふが指と一緒に動くようでは、チカラの入れすぎです。もちろん、トントンとたたく必要もありません。そっと手を当てるだけで気の流れが正常になっていくのです。

 

手とおでこが触れ合っているところに意識を集中させることがポイント

 

たとえば、上司からきつい言葉を聞かされたときとか、友達が待ち合わせの時刻に遅れてきたときなどは、ネガティブ思考になりがちです。

 

そのようなときは、まず、自分の心でつぶやいている言葉に注目してみましょう。おそらく、ネガティブな思考でネガティブな言葉を叫んでいると思います。

 

そしたら、そのことに気がつくことが、心を落ち着かせる第1歩です。そして、そっとおでこの前頭隆起に手を当てます。手を当てたら、目を閉じ、手とおでこが触れているところに意識を集中させます

 

そうすることで、今の自分は、おでこに手当てをしていることが実感できます。これを実感することで、心が落ち着きます。さらにこの行動自体が、ストレスを軽減できるので、穏やかな気持ちになれるのです。

 

このとき、ゆっくりとした深呼吸も心がけてください。ネガティブ思考でネガティブな言葉を繰り返しているときは、冷静さを失っています。呼吸が乱れるだけでなく、呼吸が止まっているかもしれません。ゆっくりと、そしてやさしく、深呼吸も一緒におこなっていきましょう。

 

不安や恐怖、怒りなどの感情を持っていた自分を、別の角度から見ることができるようになれば、ネガティブな感情が徐々に薄れ、冷静さを取り戻し、さらにはポジティブ思考に変えられるようになっていくのです